製造業

株式会社中野ボールト工場

SDGsに取り組み始めた年:2019年

社員同士が働きやすい環境で高い技術を伝承し、100年先も成長し続ける企業に。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

当社は大正10年に鍛冶屋として創業し、令和3年に創立100周年を迎えました。炉で鉄を焼きながら叩いて刀剣を製作する鍛冶職人の技術をベースとして生まれた、最大の強みであるボルトの「熱間鍛造技術」を駆使し、お客様の多様なニーズに対応したオーダーメイドによるボルト製造を行っております。

社員の高齢化や働き方が多様化していく中で、この先も100年つづく会社にするためには、技術の伝承をはじめ、より多くの社員に長くやりがいを持って働いてもらいたいと感じ、制度の見直しを行うこととなりました。

有給休暇等の仕組みや勤務時間など柔軟な働き方を取り入れることで、社員が安心して働ける環境づくりに繋がり、社員同士のコミュニケーションも増して技術の伝承がスムーズとなりました。若手社員が先輩社員から技術を引継ぎながら、自ら考え、より高い技術と知識の習得が促進されております。今後も他社ではできない特殊ボルトの製造に挑戦してまいります。

SDGsの取り組み内容

20年以上、毎年、日本赤十字社への寄付を実施・継続しております。

長年培ってきた職人技の伝承の為、後継者の育成に努めております。また、各種研修を受講できる環境を整え、最新の機械を導入した際などは関東に一週間の技術研修へ参加する等の取り組みも実施しております。

男女で給与や待遇面での差を設けておりません。定年後の再雇用においても年齢制限を設けず、本人が希望する年齢まで働ける環境を整えております。

工場内の照明はすべてLED化し、白熱電球と比較して年間約40%のCO2を削減しました。また、工場内には現在8機の加熱炉がありますが、電気炉への移行を検討しております。

ワークライフバランスを重視し、過度な残業にならないような体制にしております。介護が必要な社員には半日の勤務でも正社員として働ける制度を取り入れました。今後も社員の多様化に沿った制度を導入してまいります。

海外国籍の社員がおりますが、国籍や男女の区別なく、社員全員が同じ給与体系で働ける環境を整えております。

ペーパーレス化を進めております。FAXをウェブ化するシステム(DocuWorks)を導入し、日々100枚以上あるFAXの印刷物を30%削減しました。また、販売管理システムはクラウドに対応し、紙の帳簿の保管を廃止しました。

  • 株式会社中野ボールト工場
  • 福岡県大野城市仲畑1-9-34
  • 設立/1953年
  • 業種/製造業
  • 従業員数/21~50人
  • 事業内容/ボルト・ナット製造、卸売、小売
  • URL/https://nakano-bolt.com/