製造業

株式会社ふくや

創業当時から「博多ひとすじ」。変わらぬ想いを継承し、地域社会へ貢献。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

当社は1948年10月、創業者・川原俊夫が中洲市場内に食料品店として創業し、翌1949年1月に独自の製法で明太子を製造・販売を始めました。創業者が特許を取らず、製造方法を広く公開したことで、1975年山陽新幹線博多開通を機に、明太子は博多を代表する名物のひとつとなりました。創業当時から現在に至るまで、地域社会への貢献を重視した経営を行っております。

主力商品の味の明太子は、スケトウダラという自然の恩恵を受け、作ることができております。環境に配慮した製品づくりを目指し、1999年に環境マネジメントシステムISO14001を認証取得しました。以降、継続して運用を行ってきましたが、さらに地域社会との共生や、当社に関わる多くの人々の健全な生活と健康を守り、持続可能な未来を実現することが私たちの責務と考え、改めて社内の取り組みを見直しました。

この見直しにより、今までは廃棄せざるを得なかった製造時の使用後調味液や、規格に合わなかった原料を活用した新たな商品を開発することができました。
今後も、食品を提供する企業として食品ロスの削減を目指し、地域の新しい魅力を発信する商品開発を行ってまいります。

SDGsの取り組み内容

法定項目以上の健康診断の検査実施やメンタルヘルスの相談窓口の設置、特定検診やがん検診の受診向上を目指した推進委員会の設置などを取り組み、ふくおか健康づくり団体・事業所宣言に登録されました。

養育中の未就学児が家族にいる従業員には、自分のライフスタイルによって選択可能な短時間勤務制度を導入しております。また、産休・育児休業制度を導入し、性別にこだわらない育児休業の積極的な利用を推奨しております。この取り組みを通じて、子育て応援宣言企業に登録されました。

中洲・太宰府・福岡空港など、外国人が多く来店する店舗では、プライスカードにQRコードを掲載し、英語・韓国語・中国語での商品説明ができるように計画をしております(2023年上期導入予定)。また、お持ち帰り時間等のご案内も各言語で対応できるようにマニュアルを作成しております。
工場見学では、掲示パネルを各言語訳に翻訳できる仕組みを導入し、ふくおかよかとこコールセンターへ登録することで、来館された外国人と問題なくコミュニケーションがとれるような体制を構築しております。さらに、ホームページでは英語・韓国語・中国語の多言語ページを設置しております。

博多松囃子・博多祇園山笠などの、重要無形民俗文化財やユネスコ無形文化遺産に登録されている行事を継承するため、各行事への参加や支援を積極的に実施しております。

当社工場で、食品安全マネジメントシステムISO22000を認証取得し、安心安全な製品の製造を実施しております。また、廃棄せざるを得なかった製造時の使用後調味液を利用した商品開発、規格に合わなかった原料を活用した商品開発も行っております。

工場で環境マネジメントシステムISO14001を認証取得し、年間予測に沿った原料購買などを通じて、環境に関する教育・啓蒙活動を継続して行っております。

自社店頭で使用済プラスチック容器を回収し、マテリアルリサイクルを実施しております。当社商品では、容器や素材の見直しによるプラスチック使用量の削減を実施しております。

福岡の文化芸術・スポーツ・伝統文化を継続させるための支援・協力を積極的に行っております。

  • 株式会社ふくや
  • 福岡県福岡市博多区中洲2-6-10
  • 設立/1948年
  • 業種/製造業
  • 従業員数/301人以上
  • 事業内容/味の明太子の製造・販売、各種食料品の卸・小売
  • URL/https://www.fukuya.com/