製造業

丸東産業株式会社

SDGsに取り組み始めた年:2021年

環境配慮型のユニークな機能包材の開発で、豊かな生活と持続可能な社会の実現に貢献。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

当社は、1939年の創業以来、食品・医薬品・化粧品・トイレタリー用品・工業用品など、あらゆる分野のパッケージの製造販売とパッケージ関連商品の販売を行っております。
「機能包材の丸東」をスローガンに掲げ、保存性・バリア性・強靭性・取扱性などの機能性を高めたパッケージの製造・販売を通じて、豊かな生活と持続可能な社会の実現に貢献してまいりました。

「機能包材」とは、包装の基本三機能“内容物の保護・取扱の利便性・情報の提供”だけではなく“はさみなど使わなくても手で切れやすい・高齢者などにも開封しやすい・バイオマス原料などを使用し環境にもやさしい”など、生活に便利な新しい機能を付加した包材です。
これまでの取り組みを継続していくことが、持続可能な社会の実現につながると考え、SDGsに賛同し、活動しております。

今後も経営理念である「お客様第一主義」を実践し、お客様から求められる、より高度な機能を持った高付加価値製品を、より高度な機能を備えた高付加価値製品を迅速に提供できる会社であり続けることを目指し、環境に配慮したユニークな研究開発を一層強化してまいります。

SDGsの取り組み内容

ユニバーサルデザインを積極的に取り入れており、誰にとってもつかみやすく開けやすい包材「掴めるくん®」を開発しました。
また、社員の健康維持のため、ストレスチェック・休職者の職場復帰プログラムの策定・正社員を対象とした3大疾病サポート保険加入を実施しております。他にも、急病人への即時対応の強化のため社内にAED設置をしております。

女性活躍推進を目的に、出産・子育てなどあらゆるライフステージにおいても働きやすい環境を作るために、小学3年生までの育児短時間制度の拡充・企業型保育園との提携を取り組んでおります。

CO2削減に向けて、社有車にハイブリッド車を導入や、適宜LED化などを行い、全社で電力使用量の削減に取り組んでおります。
また、大気中で気体となる有害有機化合物VOC回収設備を設置しました。

パート従業員の正社員登用や、高年齢者の就業機会確保のため70歳までの雇用を積極的に行っており、高齢者60歳以上の写真が10名在籍しております。
また、社員のリフレッシュ推進制度として、家族との絆を深める絆休暇・バースデー休暇、時間単位の年次有給休暇の推進や、社員同士でレクリエーションを行う社内クラブ活動「丸東クラブ制度」の活動費補助も行っております。

地球環境に配慮したパッケージ「MARUTOエコプロダクツ」の開発を行っております。これまでに、乾燥剤不使用による廃棄物削減を目的とした「吸湿くん®」、アルミ箔不使用によるCO2排出量を削減に繋がる「遮光くん®」、生産効率の向上に貢献するパッケージ「マルトップ®ML」を開発しました。

ダイバーシティ経営を推進しており、2023 年 2 月末現在で6名の女性管理職の登用・外国人正社員を1名採用・障がい者を7名採用など、積極的に取り組んでおります。

地域活性活動の支援に、小郡市障害者生活支援センターサポネットおごおりへのプルタブの寄贈・福岡市社会福祉協議会ボランティアセンターへの使用済み切手の寄贈・日本赤十字社や老人保護施設などへの加工残フィルム(飛沫防止用パーテーションに利用)の寄贈・認定NPO法人ブリッジエーシアジャパンへの上靴の寄贈などを実施しております。

当社では、原材料のリデュース推進や残アルミ・残フィルム等の廃棄物削減活動を実施しております。また、品質マネジメントシステム「ISO9001」、環境マネジメントシステム「ISO14001」、食品安全マネジメントシステム「ISO22000」の認証を取得しております。

全国で災害が発生した際に、管理者が社員の安全をすぐに確認できるように、災害時安否確認サービスを導入しております。災害発生時に社員へ一斉メールが届き、該当の県のメンバーは自分の状況を返信して報告を行っております。

丸東クラブの海洋事業活動にて、海のごみ拾いを定期的に実施しております。

生物多様性への取り組みとして、絶滅危惧種IAであるエヒメアヤメの保存に取り組んでおります。また、名刺はFSC(森林認証)の認証を受けた用紙を使用し、インキは植物由来の素材に変更しました。

コンプライアンス遵守の仕組み導入による体制強化を行いました。社内にホットラインを設置し、女性が相談しやすいように相談窓口には女性を起用し、男性も相談しやすい環境を整えております。