製造業

Jfp株式会社

SDGsに取り組み始めた年:2020年

地球環境に配慮した工法やモノづくりに取り組み、持続可能地域づくりに貢献。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

当社は、ビルやマンションなどの外壁タイル剥落防止を行う工法メーカーです。
「安心で安全な未来を形にして、社会貢献出来る企業をめざす」をモットーに、産業廃棄物を出さない工法を研究してまいりました。

その結果、外壁補修工事を20年以上取り組んで蓄積した施工技術を元に、九州工業大学大学院情報工学研究院との共同研究により「Jfp(ジャストフィットピン)工法」を生み出しました。

従来、外壁タイル剥落防止においては、タイル張り替え工事が多く採用されています。
中規模マンションやビルの外壁に使用される一般的な45二丁掛タイルモルタル塗り厚20mmの場合、タイル1万枚(50㎡)の張り替え補修すると約2,500kgの産業廃棄物を出してしまいます。それだけでなく振動・騒音が大きく、大量に粉塵が出るため建物周辺の住環境に悪影響を起こす要因となっていました。
これに対してJfp工法では、タイルを張り替えないので、約44kgしか産業廃棄物を出しません。また振動・騒音が小さく、粉塵が一切出ないため、建物周辺の住環境にも配慮することが可能となりました。

今後もより一層、地球環境に配慮した工法やモノづくりに取り組み、持続可能地域づくりに貢献いたします。

SDGsの取り組み内容

Jfp工法によるタイルのメンテナンスを行うことで、タイルの剥落による事故をなくし、また工事時についても振動・騒音が小さく、粉塵は一切出ないので、建物周辺の居住環境にも配慮しております。

当社では協力企業を募っており、協力企業になっていただいた企業に対して、知識と技能をマスターしていただくため、Jfp工法の施工方法などの研修を行っております。

工事現場では、Co2排出量の少ない工具の使用しております。また、施工時に外壁の貼り替え等を行わないので、産業廃棄物にも貢献しております。

Jfp工法の開発により産業廃棄物の削減、騒音・振動の提言を実現させました。さらに研究開発を進め、工具の小型化や自動化を目指しております。

外壁のメンテナンスは躯体であるコンクリートの亀裂や、鉄筋のサビを防ぐために重要で、メンテナンス次第で100年以上も安全に機能を保つこともできるため、建物のメンテナンスを行うことで、持続可能な街づくりに貢献しております。

Jfp工法では、タイルを張り替えずにタイル浮き補修工事を行うことができ、タイル張替え工事によって排出される、タイルガラ・コンクリートガラを抑制することを可能にしました。タイル1万枚(50㎡)を補修した場合、これまでの産業廃棄物量タイル張り替え工法約2,500kgに対し、Jfp工法で約44kgと約1/57に削減いたしました。

九州工業大学大学院情報工学研究院と共同で研究を行い、開発されたのが、Jf-10ドリルを始めとする Jfp 工法です。
他にも、湿式ドリル分野での新しい技術として、穿孔穴内クリーン化の熟成度を高めていくことを目指し、コンクリート穿孔用湿式ドリルで穿孔した、穿孔穴内の残水除去についての研究を行っております。