その他サービス業

株式会社美術しみぬき家紋高瀬

SDGsに取り組み始めた年:2022年

事業継承と新サービスの構築により、呉服の伝統文化・技術の継承を目指す。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

当社は、着物・洋服のお手入れ・加工・紋の専門店です。1978年の創業以来、呉服店などとの取引を中心に、 一般のお客様へ呉服に関するサービスを提供して参りました。
2020年には、呉服しみぬきの老舗店 有限会社杉本家本店の閉店に伴い、従業員・取引先を含めて事業継承をいたしました。

「オンリーワンの想いを未来へ紡ぐ」を経営理念に、“お客様の想いを大切に”・“技術の向上”・“伝統文化の継承に貢献”に取り組んでおります。

着物のお手入れ・加工の専門店として、洗い張りという、着物を一旦解いて洗うサービスを行っております。着物のしみ抜きを行う際に、反物状態にして水を通すことによって、生地が生き返き、継続的に使用できるようになります。
現在は洗い張り後の反物を着物へ仕立てておりますが、今後は、着物以外の他のものに作りかえられるよう提携先と体制を整え、反物からの商品サービスを通して、処分するのではなく、新たなものとして甦らせる仕組みを目指しております。この取り組みを通し、呉服の技術や伝統文化の継承に努めます。

SDGsの取り組み内容

保育所送迎・通院等、家族のための半日・時間単位の休暇取得や、父親が園・学校行事に参加することを奨励し、そのための特別休暇を導入しております。

閉店していく同業者がいる中、技術の継承のために、70歳までの雇用維持を行っております。

洗い張り・仕立てにより、着物生地を長く使用できるようなサービスを行っております。
社内では、環境に配慮しペーパーレス化の一環で会議などは電子データで情報共有をし、不要な紙の印刷を削減しています。