小売業
そのもの株式会社
SDGsに取り組み始めた年:2019年
sonomono®ブランドを通して、人も経済も健康になる持続可能な町づくりを目指す。
SDGsに取り組んだ背景・経緯
当社は「本当に、からだに良いものを=原料そのものを摂ることこそが、健康なからだをつくる根源である」という企業理念のもと、原料そのもの、完全無添加の製法にこだわった製品づくりに取り組んでおります。主力商品である「そのもの納豆」「こな納豆」は、一千年以上かけて日本人の健康を支えてきた伝統発酵食「納豆」を原料として開発されました。2022年9月には、sonomono納豆菌(そのもの納豆菌)による納豆粉末摂取後の腸内細菌叢の変化についてまとめた論文が国際学術誌『Nutrients(ニュートリエンツ)』に掲載され話題となりました。
納豆の原料となる大豆は、生産者から直接仕入れています。江北町有機研究会の皆さんが、農薬や化学肥料に頼らずに手間ひまかけて育てる大豆は、国産大豆の中でも大変希少です。炎天下の中、手作業で虫取りや草取りを体験して、自然と向き合う農業の現実と食の大切さを知ることもできました。
「人や環境に優しい農業を率先して実践している生産者」と「安心安全な食を求める消費者」をつなぐ架け橋となり、たくさんの方に商品をお届けすることで、その地域の風景を未来に繋いでいくために、江北町や生産者とともに様々な活動を進めております。江北町や生産者とともに今さまざまな活動を進めております。
sonomonoブランドを通して、日本の良いものを国内だけではなく世界の人々に広められるよう、米国やシンガポールでの販売にもチャレンジしています。大豆の供給量を増やすことで、生産者の収入安定と労働環境の改善に取り組み、世界中の人々の健康寿命延伸と医療費や介護費の削減を目指しております。
SDGsの取り組み内容
sonomono®の商品は、防腐剤や増量剤、保存料、着色料、人工甘味料、香料など生産効率やコスト削減のために使用する添加物等は一切使用しておりません。納豆菌の力で世界の人々の健康寿命を延ばし、 QOL を上げることが可能です。
原料そのものの力で、世界中の人々の健康寿命延伸と医療費や介護費の削減を目指し、そうすることで子育てや教育に投資できるように努めております。
当社では「作り手に収入を、買い手に健康を。田舎に価値を生み、地方創生をめざす。」を理念に、生産者の収入向上と持続性に向けて、永続的な取り組みに着手しております。また、多くの人に感謝されることで社員が働きがいを感じ、モチベーションの向上に繋がっております。
地方でつくられている農作物や収穫される水産物、その地域に受け継がれてきた発酵食品などの商品を、当社がより多くの人たちに届けることで、生産者が潤い、それに携わる人が増え、その地方が存続していくことに繋がっております。地産地消で良いものづくりを継承していき、自立型の地方創生を目指しております。
当社は、天然資源(大豆と納豆菌)を原料に良質な商品を作っております。さらにsonomono納豆菌(そのもの納豆菌)シリーズは納豆をフリーズドライ製法で粉末化したもので、スーパーなどでよく見かける納豆パックを使用しないことで、プラスチックゴミの削減にもつながっております。
sonomono®では、使い捨てプラスチックを減らすため、2019年7月から商品を梱包するプチプチ(プラスチックの気泡緩衝材)の使用を中止したり、桑の葉茶のマドラースプーンを廃止しています。
生産者も私たちの大切なパートナーとして、共に成長していける良い関係を持続していきたいと考え、利益だけを求めて生産者に買い叩くようなことをせず、農薬や化学肥料を使用しない生産者を支援することで、自然環境を守る取り組みを行っております。
「腸内環境日本一の町づくり」や医療費削減につなげる取り組みを目指し、2020年2月27日に江北町、当社、江北町有機研究会の3者で連携協定を締結しました。江北町有機研究会が栽培する大豆と、当社が保有する「sonomono納豆菌(そのもの納豆菌)」でつくった納豆を原料とする納豆粉末の健康効果を科学的に実証しております。このプロジェクトのように、自治体や町民、生産者やパートナー、皆でチームとして目標を目指し、地方創生により健康長寿社会に貢献すべく達成に向けて取り組んでおります。
- そのもの株式会社
- 福岡県福岡市中央区警固2-16-26
- 設立/2017年
- 業種/小売業
- 従業員数/6~20人
- 事業内容/食品・健康食品・伝統工芸品等の企画開発、販売
- URL/https://sonomono.jp/
- SDGsの取り組みについて/https://labo.sonomono.jp/outline/project/