小売業

風月フーズ株式会社

SDGsに取り組み始めた年:2020年

フードロス・社内の環境整備を行い、より良い飲食サービスで地域に貢献。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

「風月は食の文化を追求し豊かなフードサービスをクリエイトします」という社是の基、地域密着の経営を続けて2022年で73年を迎えます。銘菓「雪うさぎ」を製造する菓子事業をはじめ、レストラン事業・パン事業を展開しております。

SDGsの取り組みとして、フードロス対策と業務のペーパーレス化を推進しております。
フードロスは、飲食業界の重要な課題であります。当社でも製造工程などを見直し、工場で発生する野菜くずや型崩れ商品を飼料会社へ回収してもらい、飼料として再利用していただいております。
また、約50店舗のスタッフが行う業務のペーパーレス化を行いました。管理系を中心に基幹システム機能のクラウド移行を行い、紙を使用した承認や伝票記載等業務などをデータの入力・共有ができるよう切替ました。この導入で、売上報告やタイムカードの年間約10,000枚以上の削減と、店舗スタッフの作業効率化にも繋がりました。

今後も、飲食で地域の魅力発信を行い、社会に貢献できるように努めてまいります。

SDGsの取り組み内容

等級制度の給与形態を導入しているため、男女による給与の差はありません。また、育児休暇後の復帰や子育て世代が働きやすい環境を整えるため、自宅から近いエリアでの勤務や短時間正社員の推奨など、新しい働き方に取り組んでおります。現在、女性管理職の割合は9%ですが、今後は30%まで増加させることを目標に掲げております。

各店舗からの報告書で二重作業が発生したり、様々な帳票管理も手入力をしておりましたが、報告書をクラウド化する事でスタッフの負担を軽減し効率UPに繋げました。その時間を接客やその他の業務に充てる事ができ、生産性の向上に繋がりました。

特にサービスエリアの店舗では、地元特産品の販売を中心にイベントの実施等、地域を盛り上げる企画を頻繁に行っております。他県からの旅行客に、福岡の美味しいものや伝統品を知っていただける売り場を作り、魅力を発信することで地域に還元・貢献しております。

レストランのセントラルキッチンでは野菜くずなど、洋菓子・パン工場では型崩れ商品などが廃棄となります。製造工程の見直しも並行しておりますが、その量は年間13tに及びます。フードロス対策として飼料会社と提携し、製造過程において発生する廃棄物を飼料として再利用していただいております。

当社には多くの店舗がありますが、各店舗のエアコンの設定温度などを決め、できることをこまめに行い節水・節電に努めております。

紙を中心に行っていた業務に対し、クラウドシステムを導入しました。これにより、各拠点からFAXで行われていた日々の売上報告によるFAX用紙を年間約5400枚削減し、加えて勤怠システムの導入により、タイムカードを年間約5,800枚削減しました。

  • 風月フーズ株式会社
  • 福岡県福岡市南区野間1-11-8
  • 設立/1949年
  • 業種/小売業
  • 従業員数/301人以上
  • 事業内容/食品の販売・製造・飲食店運営
  • URL/https://www.fugetsu.co.jp