小売業
九州丸一食品株式会社
SDGsに取り組み始めた年:2019年
心豊かに過ごせる未来を目指し、身近なできることから持続可能な社会づくりを実践。
SDGsに取り組んだ背景・経緯
「今日明日の未来を心豊かに前向きに過ごせるような食品の提供」をコンセプトに、2022年で創業51周年を迎えた辛子明太子の製造販売メーカーです。
塩分の取りすぎに気を使っている方でも楽しめるように開発した塩分35%カットの「減塩辛子明太子」、一度も冷凍しないできたて生めんたいこ「博多おいち」、その他明太子の加工品などを展開し、博多駅・福岡空港をはじめ、九州圏内の各駅・空港・高速道路など、約80ヶ所で販売しております。
SDGsは意識して始めたのでなく、東日本大震災などの被災地や生活資金に困った留学生への商品提供、辛子明太子の製品として使用できない部分を、他の加工品として活用するなどをしている中で「それってSDGsでは?!」と、無意識に実施していたことが、いつの間にかSDGsに繋がっていることに気づき、意識して取り組むようになりました。
今後は、すでに取り組んでいる項目はさらに掘り下げて、まだ達成できていない項目については身近な行動から取り組み、当社で17の項目の全目標を、2030年よりももっと早い段階で達成し、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。
SDGsの取り組み内容
販売方法を完全受注生産とし廃棄ゼロを目指したり、様々な事情で販売できなかった商品を特価でご奉仕する、年に二回の「感謝祭」の開催など、食品ロスの削減を積極的に行っております。
社内で産休・育休制度を推進し、職場復帰しやすい環境を整えております。
福岡市内に2ヶ所ある工場の、シンクなどに節水コマを取り付け、余分な水の仕様をやめ、水の消費量の削減に取り組んでおります。
空調を使わずとも社内で快適に過ごせるよう、またそれに伴う業務効率のアップを期待し、クールビズと女性スタッフの制服使用の自由化を実施しております。
また、社内温度のこまめな調整や昼休みは電気を消すなど、節電に取り組んでおります。
賞味期限間近のものを、直営店舗にてアウトレットとして安く提供するほか、お味見としてお配りするなど、つくった責任意識をもって、廃棄をなくす取り組みを行っております。
通販でのお買い上げ明細書の同梱を廃止するなど、ペーパーレスを実施しております。
また、商品に使用する資材においても、木材の代替として知られる「ヨシ」という草を使用した環境配慮材を取り入れております。
地産地消で、少しでも地元九州を元気にしたいというスタッフ一同の想いから、福岡産・九州産の食材を積極的に使用して、商品開発に取り組んでおります。
毎年、本社の駐車場で年末の大売り出しなどを実施しております。賞味期限間近のものなどを「まるいちからSDGs」と、地域住民の皆さまに呼びかけ、地域の皆さまと廃棄をなくす取り組みを行っております。
- 九州丸一食品株式会社
- 福岡県福岡市南区清水4-8-8
- 設立/1971年
- 業種/小売業
- 従業員数/51~100人
- 事業内容/水・畜・農・冷凍食品の加工並びに販売業務、一般食品類の輸出並びに販売業務
- URL/https://www.k-maruichi.co.jp/
- SDGsの取り組みについて/https://www.k-maruichi.co.jp/about/