建設業

昭和住宅株式会社

SDGsに取り組み始めた年:2019年

快適で「エコ」に暮らせるロングライフな住まいづくりを追求。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

1937年の設立以来、大牟田市を拠点に「一棟入魂」の住まいづくりを続けている工務店です。住宅の新築やリフォームの設計・施工を通じて、お客様の“想い”や“こだわり”の詰まった、快適で安心・安全な住まいづくりを行っております。

衣食住の「住」は、生活になくてはならないものである一方、建築物のライフサイクルを通して、たくさんの資源やエネルギーを消費します。
当社は住生活に携わる事業者の責任として、持続可能性の実現に貢献していく必要があると考え、4つの取り組み「人と地球環境にやさしい住まいづくり」・「長く、安心して暮らせる住まいづくり」・「森林をまもる 地産地消の住まいづくり」・「既存ストックを活用した住まいづくり・リフォーム・リノベーション」をはじめました。

2022年度には、建築時・運用時(居住中)・解体廃棄時においてCO2排出削減に取り組み、さらに太陽光発電などを利用したエネルギーの創出により、住宅のライフサイクルを通じてCO2の収支をマイナスにする「LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅」の建築実績をつくることができました。このLCCM住宅は、地球環境(エコロジー)にも家計(エコノミー)にもやさしい、2030年代のスタンダードとなる「エコ」ハウスだと確信しております。

今後はLCCM住宅普及を最重点課題と位置付けて取り組み、お客様の役に立ち、地域に必要とされる会社であり続けたいと考えております。

SDGsの取り組み内容

血圧と住宅の室温など、住まいと健康には深い関係があることが、最近の調査で分かってきております。
弊社は、暑さ・寒さとは無縁の快適な住環境を実現するため、断熱性能にこだわり、住宅の断熱性能を表す外皮平均熱貫流率(UA値)を、ZEH水準(誘導基準)の0.60W/㎡・K を上回る性能の0.46W/㎡・K以下としております。

脱炭素社会の実現に向けて、弊社で設計・施工する新築住宅を、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)以上の性能にすることに取り組んでまいりました。現在は、次のステップとして2025年までに、新築住宅の半数以上をLCCM住宅にすることに取り組んでおります。
また、既存住宅の断熱性能を向上させるリフォームにも積極的に取り組んでおります。

定年制を廃⽌しており、今後も定年退職なしを継続してまいります。
また、2022年度より、1時間単位で年休を取得できるよう就業規則の見直し及び労使協定締結を行い、柔軟な休暇取得ができる環境を整えました。

一般的な住宅に比べて、耐久性や耐震性が高く、省エネルギー性、維持管理ができるなど、国が定めた認定基準をクリアした「長期優良住宅」の認定と、住宅性能表示制度に基づいた「耐震等級3」の認定を新築住宅の全棟で取得しております。
また、既存住宅の耐震診断・耐震性能を向上させるリフォームにも取り組んでおります。

当社は家一棟に使う木材のうち約85%を、主に福岡・熊本・大分の九州産を使用しております。地元の木で家を建てる「地材地建」を推進することで、地域林業の活性化や森林資源の循環に貢献しております。
また、合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律「クリーンウッド法」に基づく第二種木材関連事業者として登録を受けており、国産材・輸入材を含め合法木材使用率100%を達成しております。

2019年8月にクリーンウッド法に基づく第二種木材関連事業者として登録を受けました。原木供給者・製材工場・プレカット工場・流通事業者などの取引先とのパートナーシップにより「地材地建」の取り組みを推進してまいります。