建設業

株式会社福島工務店

SDGsに取り組み始めた年:2016年

建設業のイメージを払拭し、女性も活躍する「九州No.1の型枠専門業者」を目指す。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

当社は昭和48年に創業し、2023年で創立50年を迎えます。型枠工事業という、コンクリート造りの建物を建てる時に、コンクリートを流し込むための枠を作り、現場で枠の組立て・解体をする事業を行っております。

「以心伝心・勇往邁進・一日一生(いちじついっしょう)」を企業理念に掲げ、主に、マンション・学校・病院の建設や、代表的な建物ではPaypayドームや福岡市営地下鉄の駅2カ所、六本松にある福岡法務総合庁舎の建設などにも携わってまいりました。

SDGsに取り組んだきっかけは、当社代表 森が、建設業=男性社会というイメージを変えて、女性も活躍できる建設会社を目指したことがきっかけです。2027年までに、女性5人の型枠大工チームを、2030年までに全社員の3分の1を女性にしていきたいと、明確な目標を立てております。

その目標を達成するため、ワークライフバランスの実現・現場での資材の軽量化などに取り組んでおります。

SDGsの取り組み内容

次世代を担う人材育成として、学生向けのキャリア教育に積極的に取り組んでおります。当社主催の高校生を対象とした現場見学の実施や、地域の中学校の企業座談会へ参加し、働く楽しさを伝えております。

女性が働きやすい職場づくりを目指し、2023年設立予定の新本社に託児所の設置や、型枠工事の現場でも元請業者へご協力いただき、女性専用トイレと更衣室の設置を進めております。

2019年より有給休暇取得促進を行っており、以前は平均取得3.5日が、現在では平均取得9日となりました。また、残業時間の徹底管理も行っており、月平均20~25時間だった残業時間が、月平均3.9時間まで減らすことができました。

当社は、コンクリート造りの建設に携わっており、“地図に残る仕事=街づくり”の一端を担っております。精度の高い建物造りを目指し、工事現場でのヘルメット支給などの安全管理の徹底を行っております。

基礎型枠等で使用する木製パネルは、転用回数10回が限度で、焼却処分をしていたため、森林伐採や二酸化炭素の排出などの環境問題となっておりました。当社では転用100回以上可能なプラスチック製型枠カタパネルを導入し、環境保全に貢献しております。

環境保全に向けてすぐできる取り組みとして、営業車9台のうち6台をハイブリッド車に切り替えました。

従来、基礎型枠はコンクリート硬化後に取り外されておりますが、当社ではそのまま建物の基礎として使える「ECO WELL MESHU」も導入しております。解体する必要がなく、廃材を出さないという点で環境保全に貢献しております。

全ての社員が安全に仕事に取り組めるように、有給取得促進・残業時間の管理をはじめとした、コンプライアンスに関する社内規定の整備を進めております。

建物工事は少なくとも29の業者が携わっており、型枠工事はそのトップバッターを走ります。各免許取得制度を設け社員のスキル向上をすることで、パートナー企業の方へ高品質な型枠工事の提供、ひいては持続可能な街づくりに貢献しています。

  • 株式会社福島工務店
  • 福岡県大野城市牛頸1-7-48
  • 設立/1973年
  • 業種/建設業
  • 従業員数/21~50人
  • 事業内容/型枠工事専門工事業
  • URL/https://www.isindensin-telepathy.com/