建設業
九州第一工業 株式会社
SDGsに取り組み始めた年:2021年
地震国日本において地震に強い商品を作る!災害に強いまちづくりを目指して。
SDGsに取り組んだ背景・経緯
1994年に創業し、鋼構造物工事業・屋根工事業・機械器具設置工事業を主幹事業に、強い地震を耐えぬく構造及び工法に適した、鉄骨の商品開発・提供を行ってまいりました。
住宅・商業施設・大型ビルなどの建設建材用では、鉄骨を活用することで、耐震性の強化にもつながるため、建設業界では欠かせない建材となっています。その一方、鉄骨の製造過程で大量のCO2を排出するので、カーボンニュートラルを目指す社会的な動きからすると大きな課題でもありました。耐震性に優れた当社の鉄骨を使った新しい工法は、災害に強い住み続けられるまちづくり・製造時のCO2排出削減となり、気候変動への対策として、SDGsの理念に合っていると思い、企業として取り組んでおります。
当社の主力商品「DI式スペースネット工法」は、体育館や倉庫など“柱が立てられない大きな空間が必要な建築物”などで採用実績の多い、屋根の下地鉄骨(母屋)の工法です。
2016年の熊本地震では多くの公共施設が被災しましたが、当社が施工した体育館は全て、直下型地震を無傷で耐え抜き、避難所として地域住民の命と生活を守り抜きました。
これからも「空間構造メーカー」として、災害に強く、意匠的にも優れた商品を提案し、環境にも配慮した街づくりに貢献してまいります。
SDGsの取り組み内容
ジェンダー平等の考えのもと、社員募集時に男女の性別は問わない・就業規則の改訂などを行い、男女の格差を無くし働きやすい企業を目指しております。また、女性管理職の登用・男性の育休取得の促進・社員研修の促進などにも取り組んでおります。
生産性の向上を目的とした働き方改革を推進しており、テレワークなどを可能とするために、社内ネットワーク環境を整備しました。また、自己啓発セミナーなどを積極的に推奨し、若手のキャリアアップを実践しております。
地震災害時に持続可能かつ強靭な商品の開発・提供に取り組んでおります。コンピューター上に、現実と同じ建物の立体モデルが構築できるBIMを最大限に生かし、安全で信頼性の高い、災害に負けないレジリエントな建造物を構築する事で、災害に強いまちづくりを実現し、更には災害発生時に命を守る事に繋がる構造物の建築に取り組んでおります。
木材メーカーと大学との産学連携による商品開発により、木材を特殊な技術で積層させたCLT構造を用いることで、鉄骨と木材を融合させた建築の開発を行っております。構造物の鉄骨量を削減し、製造時のCO2排出の大きな削減に取り組んでおります。
- 九州第一工業 株式会社
- 福岡県福岡市西区小戸4-29-50
- 設立/1994年
- 業種/建設業
- 従業員数/6~20人
- 事業内容/自社鉄骨工法を用いた空間構造メーカー
- URL/http://www.ksdi.jp
- SDGsの取り組みについて/http://www.ksdi.jp/sdgs.html