建設業

有限会社辰巳工務店

SDGsに取り組み始めた年:2021年

「心のかよった家づくり」をモットーに、環境保全や職人の技術・文化の継承に貢献。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

1972年創業以来、1棟1棟手づくりで丹精込めた住まいづくりを心がけてまいりました。福岡市のお客様を中心に、長年多くの方にご愛顧いただいております。

当社は「心のかよった家づくり」をモットーに、設計から施工まで一貫で行っております。杉・桧など地元の木を生かし、夏は涼しく・冬は暖かく、ほどよい湿度を保ちながら、心地よく生活できる素材を活用しております。木のぬくもり・木の強さなどを追求し、共に育てる住宅環境にも努め、工業化製品や輸入に頼らない木材を使用することで山の育林や、大工の手で行う木材の墨付け・刻みをし、職人の技術継承にも貢献しております。

また、住まいづくりに「省エネ」の提案は欠かせません。当社は冷暖房のエネルギー消費を抑えることができる高性能 断熱材・断熱サッシを標準仕様とし、わずかなエネルギー利用で暖かく涼しい住まいの提案をしております。

今後も、環境に配慮した住宅を提案し、環境保全や大工職人の技術・文化の継承に貢献してまいります。

SDGsの取り組み内容

事務所に太陽光発電を設置しており、天気の良い日は太陽光発電を利用しております。また、切込み時に出た廃材は、薪ストーブ燃料として利用したり近隣のチップ工場へ提供しております。

優良工務店の会が実施する大工志熟の受け入れ先となり、大工職人の育成に協力しております。これまで徒弟制度だった大工の育成が、育成塾によりシステム化され、環境配慮設計などの技術を、従業員として実践を通して育成しております。

糟屋郡新宮町に「新宮町東部地区観光交流拠点施設」として2021年10月にオープンした「こみんか みかん」のリノベーション工事に携わりました。
地域活性のために、約120年前(明治33年建築)に建てられた古民家をリノベーションするという工事で、今後もこのような取り組みには積極的に協力していこうと考えております。

建設・製造時のCO2排出量が少ない木造建築にこだわっております。また国内の木材を使うことで、輸送によるCO2排出が抑えられるため、海外の木材を使うより35%もCO2削減に繋がっていると言われています。その他、なるべく工業化製品を使用しなくても良いものは、木材の加工品を使用しております。

建築材は木材にこだわり、他にも、樹脂製床材をタイルや石材を使用、工業化製品の外壁材を環境に優しいモルタルや漆喰塗りにする、内装もクロスを張らず、燃えても有害物質を発生しない和紙を利用するなど、環境に配慮した建築素材を使用しております。

  • 有限会社辰巳工務店
  • 福岡県福岡市東区青葉3-35-12
  • 設立/1990年
  • 業種/建設業
  • 従業員数/6~20人
  • 事業内容/住宅建築・他一般建設業
  • URL/https://www.tatsumi.fukuoka.jp/