農林漁業
エスジーグリーンハウス株式会社
SDGsに取り組み始めた年:2020年
周辺環境・エネルギー使用に配慮した水耕栽培で、豊かで安全な食文化を目指す。
SDGsに取り組んだ背景・経緯
当社は、西部ガスのグループ企業です。西部ガスは、ご家庭にガスをお届けすることで、皆様の食生活のお手伝いをしております。「もっと豊かで、もっと安全な食文化を育てていきたい。」その思いから、2007年に水耕栽培という新たな形の農業をスタートさせました。
水耕栽培といえば、蛍光灯やLEDを照射する完全人工光型が主流となっておりますが、当社では太陽光利用型の栽培方法を取り入れており、大きな電力を使わず“おてんとさん”の恵みで野菜を育てております。
また、栽培時に農薬を使う必要がないので周辺環境にも優しく、更に栽培用の養液として使った水は、殺菌・追肥しながら循環するシステムを取り入れて、水資源のリサイクルにも取り組んでおります。
現在『うるおい野菜®』シリーズとして、販売しているリーフレタスを中心に、葉茎菜類やハーブ類を栽培しており、日々色々な野菜の試験栽培にも取り組んでおります。それを継続させながら、今後も時代やニーズに合った商品開発を進め、環境や社会情勢の変化に対応して、持続可能な企業を目指してまいります。
SDGsの取り組み内容
気温・湿度・二酸化炭素濃度など、環境制御が可能な水耕栽培施設では、計画生産が可能です。安定した食料生産・供給ができる持続可能な農業の推進に貢献しております。
太陽光利用型の水耕栽培により、大きな電力を使わず太陽の恵みで野菜を栽培しております。
一部施設内の空調・冷温水でエネルギーロスの少ない天然ガスを使用する、使用電力の一部にソーラーシステムを利用するなど、電力ピークカットやCO2削減に貢献しております。さらに、電気と熱を有効に作り出す省エネルギーシステムも導入しております。
商品パッケージの印刷においても、環境に優しい植物由来成分を含むボタニカルインキ®を採用しております。
地元の社会福祉法人(就労継続支援B型事業)と請負契約を締結し、ハウス内作業の一部を業務委託しております。
地元の食品リサイクル事業者と提携し、栽培時に発生する食品廃棄物の一部(約110t/年)をリサイクルし、堆肥として活用していただいております。
また、商品規格外で取り除いた葉(約17t/年)は、カット野菜などの業務用商品として販売し、食品ロス削減にも貢献しております。
栽培時に農薬を使う必要がないので周辺環境にも優しく、更に栽培用の養液として使った水は、殺菌・追肥しながら循環するシステムを取り入れて、水資源のリサイクルにも取り組んでおります。
また、商品運搬に使う段ボールにも古紙配合資材(90%以上)を使用し、資源のリサイクルを推進しています。
また、イベント等で使用するレジ袋をバイオマス袋に切り替えました。
- エスジーグリーンハウス株式会社
- 北九州市若松区響町1-26-3
- 設立/2007年
- 業種/農林漁業
- 従業員数/101~300人
- 事業内容/農産物の栽培・販売事業
- URL/http://www.uruoiyasai.com
- SDGsの取り組みについて/http://www.uruoiyasai.com/sdgs/