製造業

トリゼンフーズ株式会社

命を育て提供する企業として、持続可能な社会・産業の創出に貢献。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

「世界にうまかを届ける」をゴールに、養鶏から販売までをグループで一丸となって取り組んでおります。命を育て提供する企業として、日本の一次産業が盛り上げることを目指しております。

華味鳥を育てる過程で排出され続ける鶏糞を、10年以上前までは近隣の農家で引き取っていただいておりましたが、それが追いつかなくなり、畑以外での利用を模索しておりました。そのような中、海が栄養不足だという話を聞き、海の植物にも鶏糞由来の肥料が使えるのではないかと思い、海域専用の肥料づくりに着手しました。
試行錯誤の末に完成した肥料は、植物プランクトンの緩やかな増殖に寄与し、結果としてそれらを捕食する二枚貝の成長を促す肥料として、牡蠣やアサリ、アコヤ貝などの海面養殖に採用されるまでになりました。また、昨今の脱炭素の取り組みの中で、海藻や藻場を復活再生させるための肥料としても注目されています。

今後も、環境に配慮しながら持続可能な社会・産業の創出に貢献してまいります。

SDGsの取り組み内容

子ども食堂「ななカフェ」に賛同し、華味鳥のお肉や商品の提供を行っております。2020年以降は、ここの他に3箇所のこども食堂と、フリースクール2校にも食材を提供しております。

盲導犬協会への寄付、災害時には被災地へ炊き出しや食材提供などのサポートを行っております。

九州各地に元気を届けているNPO法人九州プロレスを立ち上げ時より支援しております。また、博多の伝統・文化を広く後世に伝えるため、博多祇園山笠やどんたくなど、地域の行事に協賛を行い、地域活性化にも貢献しております。

華味鳥を育てる過程で排出される鶏糞を有効活用し、持続可能な養鶏業を目指しております。

華味鳥の鶏糞に独自開発したバイオエキスを散布して肥料化したものを、ブロック状に固め海や干潟などに設置しています。設置することで、魚のエサでもある植物プランクトンの成長に必要な栄養が緩やかに溶け出すため、豊かな海づくりに繋がっております。

独自開発したバイオエキスは、有機負荷がかかってヘドロ化した河川の底質改善や、陸上養殖施設の底質改善にも貢献しております。