飲食サービス業

株式会社 10 years after

SDGsに取り組み始めた年:2016年

未利用の農作物に最高利用し、付加価値を付けることで食品ロス削減を目指す。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

当社は、久留米市の耳納連山の中腹で「Restaurant Spoon(スプーン)」を運営しております。地域に根付く農業や漁業、歴史や文化を食で表現する「ローカルガストロミー」を取り組み、開業して丸10年になりました。

レストラン業とは別に、規格外の農作物をジャムなどに加工・販売する事業を行っております。
きっかけは以前、代表 井上が柿畑に掘られた大きな穴に廃棄されかけていた柿を見たことです。ヘタが浮いている・傷もの・痛みなどで商品価値が無く、引き受け手もいない柿は、生産者が無料で配るか、畑で廃棄され土に変えるかの2択状態でした。
“大切に育てた生産者の為に”“食材を無駄にしたくない”という思いから、当社で未利用柿をジャムに加工し、ECサイトや店舗で販売をしました。
他にも、未利用巨峰も冷凍巨峰にしたり、未利用野菜は冷凍スープにして販売しております。

SDGsの取り組み内容

当社では子供たちに「味覚教室」を開催して食育活動をしております。他にも学校の授業として行われる、小学校まち探検を通して、地域の子供達を受け入れております。地域の子供たちの体験を受け入れております。

当社の運営するレストランでは国内のお客様のみならず、沢山の外国の方、特にアジア圏からのお客様にもお越しいただいており、より多くの方に地場食材を味わっていただいております。

田主丸・うきはエリアだけでも、5万トン以上の果物が廃棄されている現状です。この廃棄を少しずつでも減らしていけるよう、レストランというフィルターを通して、未使用の食材に価値を付け、食品ロスに取り組んでまいります。

地産地消を大切にすることで、輸送時のCO2削減に繋がっております。また、地場野菜の美味しさを再発見できる料理を提供することで、地域に還元しております。