教育・学習支援業

社会福祉法人摩耶福祉会 るんびにこどもえん

SDGsに取り組み始めた年:2011年

地域・企業を巻き込み、社会全体で子どもを育てていける世の中を目指す。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

「自分らしくいられる園」を目標に、1952年の認可以降およそ70年、いろいろな子どもたちと日々を共に過ごしてまいりました。初代園長が寺子屋のような立ち位置から始め、現在、幼保連携型認定こども園として、保育所と幼稚園の機能を併せ持つ施設となりました。
自分らしさ=わがままではなく、自分の発達や個性に応じて自分のペースで着実に育っていける環境を提供できるように努めております。

当園は社会福祉法人が運営しておりますので、社会福祉事業の感覚で取り組んでおりましたが、「目の前の子どもたちのためにもっと視野を広げた活動ができるのではないか」、「世間の常識とかけ離れてしまっていないか」などの思いが生まれ、時代と社会情勢に適した取り組みを模索して、新たな知育活動を取り組むようになりました。

家庭の経済状況に左右されない質の高い教育の提供を深めていくこと、より一人ひとりの子どもの発達に応じた保育の提供を目指し、社会全体で子どもを育てていける世の中になるように、今後も取り組んでまいります。

SDGsの取り組み内容

家庭から出た廃材を回収して、保育の中での制作あそびに使用しております。
また、ペットボトルのキャップを家庭から回収し、全国障害者福祉援助協会を通じて、世界の子どもにワクチンを日本委員会へ寄付をしております。

園でパーソナル知育絵本を導入し、毎年クリスマスシーズンにクリスマスプレゼントとして渡しています。個々の発達状況に応じた絵本の内容になるため、自分だけのオリジナル絵本を、家庭の状況に左右されない提供を行っております。

NTTコミュニケーション科学基礎研究所独創情報研究部の研究員と共に、子どもたちがあそび感覚で触れることができるICT機器を用いて、幼児期の児童を対象に心理的側面や感情発達に関する共同研究を行っております。そこで得たデータでフィードバックを行い、日々の保育に活用しております。

バーベキューのゴミなどが出やすい春から秋にかけて、近隣の財団メンバーと共にビーチクリーン活動を行っております。海が近い立地条件を活かし、日々のお散歩などの時間も海岸をお散歩コースに入れて、散歩がてらビーチクリーン活動を行っております。

糸島市芥屋地区でしか育たない芥屋かぶを後世へ残していくために、糸島農業高等学校の教員の方々から助言を受けながら、芥屋かぶを毎年育てております。収穫した芥屋かぶは、園の給食や子どもたちのクッキング活動で使用しております。
他にも、東日本大震災で失われてしまった森を取り戻すために、東北から送っていただいたどんぐりを苗まで生長させて東北へ返送する東北復興グリーンウェイブ活動を行っております。

スタートアップ企業であるMightyNeo株式会社とパートナーシップを結び、AIの活用による保育者の負担軽減につながるシステム開発に向けて、幼児期のマインドフルネスの導入や子どもの「笑顔度」のデータ可視化などのフィールド提供を行っております。

  • 社会福祉法人摩耶福祉会 るんびにこどもえん
  • 福岡県糸島市志摩新町392-2
  • 設立/1952年
  • 業種/教育・学習支援業
  • 従業員数/21~50人
  • 事業内容/幼保連携型認定こども園
  • URL/https://www.runbini.jp/