教育・学習支援業

リンデンホールスクール中高学部

生徒達自身が環境の一部であることを理解し、実行する力を育む教育を行動しています

SDGsに取り組んだ背景・経緯

当校は2010年に福岡県筑紫野市に開校した文部科学省認可の学校です。『和魂英才』という教育方針のもと、英語教育に力を入れると共に、カリキュラムの中で日本の文化や価値観について学ぶ機会を設けています。

開校当初から環境教育を行っており、グローバルな視点で環境問題に取り組んできました。文部科学省認定の環境特例校となり、特に「環境」の探究に注力しています。

「環境」の授業では、ビーチクリーンや生態調査などのアクティビティ、専門家による直接講義などを通じ、環境問題を生徒自身に関わる問題として捉えられるよう工夫をしています。2022年度には「服育」をテーマに研究を行い、「循環型ポリエステル」を採用した体操服が誕生。これらの活動が認められ、「令和4年度 リデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞」など様々な賞を受賞しました。

今後の当校の取組目標は、給食から出る食品ロスをなくすことです。調理の仕方の工夫や食べ残しをなくしたり、コンポストを活用することで将来的には食品ロス削減を実現し、循環型エコキャンパスを目指します。

SDGsの取り組み内容

小中高一貫教育で高度な英語力、質の高い探究型学習や国際バカロレア教育を展開しています。本校で蓄積したこれらの教育内容を外部向け英語サマーキャンプや公開授業等を開催し、より多くの児童・生徒への教育提供を行っています。

循環型ポリエステルを採用した体操服の製作、紙袋やパンフレットにFSC認証紙を使用するなど学校全体で環境を意識した活動を実践。2022年には服育プロジェクトを立ち上げ、環境配慮型の制服や体操服を作り、CO2排出削減や衣服ロスの解決に挑戦しています。

環境問題に意欲的に取り組むドイツの小学校との交流を通して身近に取り組める活動を考え、「ビーチクリーン」を実践。海にどのようなゴミや漂流物があるかを知り、さらにそれらが地球環境へ及ぼす影響を考える機会を設け、児童が好奇心を持って学べるようなアプローチ方法を取っています。

給食で出た野菜や果物の皮などはコンポストにし、校内の植物育成などに活用。循環型の仕組みを理解し、環境問題に意識を向けるきっかけを提供する場にもなっています。またオーガニック給食を実践することにより、土壌への負荷を軽減することにも貢献しています。

当校の生徒有志や提携校と共に「ウクライナ避難民学生支援募金活動」、「ウクライナ平和サミットの開催」、「アフガニスタンサミット」、「アフガニスタン教育支援募金活動」など様々な活動に取り組んでいます。

専門講師による特別授業「インサイト(物事の本質を洞察する)」を実施。物事を多面的に考察し、本質を洞察し、理解する力を養います。またESD委員会を設置し、様々な環境問題について調べて発表を行い、問題の解決策を考える力を身につけています。

  • リンデンホールスクール中高学部
  • 福岡県筑紫野市二日市北3丁目10-1
  • 設立/2010年4月
  • 業種/教育・学習支援業
  • 従業員数/51~100人
  • 事業内容/中等教育学校
  • URL/https://lindenhall.ed.jp/highschool/