地域プラットフォーム

八女が好き8C(やし)!やめスマ研究所

SDGsに取り組み始めた年:2022年

持続可能な街づくりに向けて、企業同士の力を合わせ、課題解決の領域を拡大。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

当団体は、環境省主導の地域循環共生圏の実現に向けた「環境で地域を元気にする地域循環共生圏づくりプラットフォーム事業」の活動団体として採択されたことをきっかけに、八女市にある「株式会社アズマ」「やめエネルギー株式会社」「マーケティングミックス株式会社」を中心に発足しました。
これまでは、それぞれの企業が単体で地域に出来ることを模索しておりましたが、八女のために頑張っている企業・団体は多く、その方たちとの繋がりを創り、共通する未来へのイメージを持てば、地域の明るい未来を創造できるのではないかと思案し、団体を組成するに至りました。

2022年4月に活動団体として採択され、同年10月までに、2030SDGsカードゲーム・地域の未来を考える-コミュニケーショングラフィック体験-・SDGs de 地方創生など、ワークショップを計4回開催しており、2023年3月度までにあと5回開催する予定です。

2023年3月までの短期的な構想としては、未来をイメージした八女版マンダラ図を完成させ、中期的には自走できる地域課題解決型のビジネス運営を目標としております。そして、最終的には八女を「ヒト・モノ・カネ・エネルギーが循環する豊かな地域」にするべく活動を行い、持続可能な地域づくりに貢献いたします。

SDGsの取り組み内容

2022年4月以降、8月・9月・10月で、「2030SDGsカードゲーム」などワークショップを計4回開催しております。20代~50代の方が、各回平均で30名ほど参加していただいております。ワークショップは参加無料にし、経済状況に関わらず参加できるため、地域の誰もが、安心で安全に住み続けることができるまちづくりに関われるように取り組んでおります。

エネルギー料の高騰が原因で、農家への影響が大きく農業の持続が課題となっております。そのため、農家・農協・森林組合と連携しながら、持続可能な食糧生産システムの構築に取り組んでおります。

非感染症疾患・自殺を含む原因での若年の死亡率低下は、地域内での若者の活躍により実現すると考えております。それに向けて、地域で頑張っている企業をアピールする場を作り、学生の地元就職率上げていくよう取り組んでおります。

市役所などにも広報の協力を仰ぎ、開催しているSDGsワークショップに、地域の子供たちにも参加してもらい、地域の未来について考える機会づくりに取り組んでおります。

現状、当団体に関わる方の大多数が男性ですが、男女問わず出来るだけ多くの年代の方に、共に地域の未来について考えていきたいので、学生や女性も参加しやすい活動やワークショップを開催し活動内容のPRをしております。

山間部の井戸の枯渇など、山の保水力の減退が課題となっております。山林保全と水資源の保全は深く関わっており、今のままだと、川の水量減少にも繋がりかねないので、森林組合などと課題を粗いだし、豊かな水と水流の保護及び回復に取り組みます。

エネルギー資金の流出を止めることを目標に、無償設置型の太陽光発電システム等を活用し、市内にバイオマス発電所が多数設置されるよう、取り組んでおります。それにより、農産物が負担なく作れる温水農業や、災害時にも電力が利用できる状況を目指しております。

人材の市内循環を目指し、企業マッチングなどでパートナーシップを組んだり、やめスマ研究所の法人化も視野に、新たな地域内雇用の創出につなげます。

課題解決に向けた点と点を結ぶことが出来るような事業や企業マッチングを行い、市内で生活をする人が、過不足なく経済サービスや福祉を受けることが出来るような仕組みづくりに取り組みます。

誰でも参加できるワークショップと、参加者の意見が否定されないグラウンドルールを徹底しております。

太陽光でできたエネルギーで、余った分をおすそ分けできる発電所のシステムを活用し、再生可能エネルギーを活用し、個人・家庭・企業・地域で、防災につながるエネルギー源の確保を行ってまいります。

森林や農産物など、地域内の未利用・廃棄材の中で、利用できる資源がないかの洗い出しを行い、肥料やバイオマスの原料など、地域課題解決に伴う有効な利用方法の模索に取り組んでまいります。

八女の豊かな自然を後世に残していくため、2023年度は、様々なワークショップの開催を予定しております。体を動かす自然体験型のワークショップや八女市探訪、伝統文化体験など、八女市とふれあうような内容を実施してまいります。

例えば、ワークショップで使用するノリは、参加者30名分を個別で用意するのでなく、昔ながらの業務量の洗濯のりを購入し、プラ容器が排出されないように工夫したり、活動時のプラスチックごみ排出量を削減しております。

森林組合と連携し、災害に強い山づくりを目標に、間伐を行うなど持続的に山が守られる仕組みを構築します。

当団体の参加者間では、発言や意思決定の権利を全員が平等に持つことで、公平な判断のもと事業を行っております。それぞれの意見を総合し様々な判断を行っております。

様々な方の意見を基に八女版のマンダラ(ビジョン)を作成し、その目指す未来をパートナーシップで達成してまいります。

  • 八女が好き8C(やし)!やめスマ研究所
  • 福岡県八女市吉田1645-4
  • 設立/2022年
  • 業種/地域プラットフォーム
  • 従業員数/6~20人
  • 事業内容/地域循環共生圏の実現に向けた地域内の仲間づくり