流通業・貿易全般

三井倉庫九州株式会社

SDGsに取り組み始めた年:2021年

物流という社会インフラを支え、進化をつなぐ持続可能な発展に貢献。

SDGsに取り組んだ背景・経緯

当社は、倉庫業・港湾運送業を起点に、フルスペックのグローバル物流サービスを主幹とする総合物流企業です。
「安全・安心・迅速・確実」をモットーに、日本国内・世界各地を網羅したネットワークで、お客様のあらゆるニーズにお応えする物流を創造し、提供しております。

物流という重要な社会インフラを支える企業として「社会を止めない。進化をつなぐ。」というパーパスのもと“共創を通じた持続可能で強靭な物流サービスの提供”を重要課題とし、持続可能な物流サービスの開発・提供に取り組んでおります。

近年、カーボンニュートラル・労働力不足・災害の激甚化など、物流に関する様々な事象への対応が必要となっています。当社三井倉庫グループでは、これらを環境リスク・労働力リスク・災害リスクに整理し、国際基準に則ったCO2排出量の一括算定など、それぞれに対応したサプライチェーンの持続可能性を支援する新しいサービスとして「SustainaLink(サステナリンク)」というサービスの提供を開始しました。

2030年に向けたSDGs(持続可能な開発目標)の考え方を取り入れ、今後もSustainaLinkサービスの深化を図り、事業活動を通じて社会の持続可能な発展に貢献いたします。

SDGsの取り組み内容

人権に関連する教育・研修を実施しております。また、職場におけるハラスメントに関連する研修では、毎年テーマを決め、意見交換も交えながら、講師と社員が互いに考えを共有しながら理解を深めております。

女性が活躍できる雇用環境の整備に加え、女性がやりがいを持ち、さまざまな部署でいきいきと能力を発揮し、キャリアを形成できるよう行動計画を策定しました。この計画に沿って、様々な課題点を解決しながら社内環境整備を進めております。

業務効率化を目的に時差出勤や在宅勤務制度を推進し、環境変化の激しい時代に対応すべく、働き方改革を通じた労働環境の改善を行っております。

物流を脅かすリスクを、環境リスク・労働力リスク・災害リスクに整理し、それぞれに対応したサプライチェーンの持続可能性を支援する「SustainaLink」サービスを提供しております。特に、CO2排出量算定サービスは、第三者評価機関よりISO14064-3に基づいた妥当性評価を取得しております。

社用車の一部に、低燃費・CO2低排出の車種を採用し、CO2排出量の抑制を行っております。また、社内では廃棄書類の再利用を推進し、資源の有効活用を行っております。

大手メーカーの福岡~北海道間の国内長距離陸送を、当社グループで連携し、環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換(モーダルシフト)することで、CO2排出量削減を実現しました。
これにより日本物流団体連合会が開催する第9回最優良事業者選定委員会において、モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)を受賞しました。